結論:日々の積み重ねが大切
しつけの本を2冊読んで、この結論に至りました。
子どもたちは日々成長します。親も成長します。
一緒に少しずつ、成長しようと決心しました。
逆説的にはなりますが、いつでも完璧である必要はないと思いました。
気長に子育てを楽しみます。
子育て中の同士たちの参考になれば嬉しいです。
子どもの「いや」に困ったときに読む本

どんな本?
乳幼児期に育てたい感情のコントロールの力の基礎に焦点を当てて、 Q & A の形で具体的な場面に対応を示した本。

Q & A の形で記載させている読みやすい本だよ。

具体的な悩みに対策が書かれてる、良書だね。
ぺいぺーが学んだこと
・乳幼児期に必要なことは、子どもが不快な時に子どもに「安心・安全」を与えることができるという関係性。
・1歳代で「ママじゃないと嫌」という強烈な自己主張が出るようになるのは、愛着の関係性がきちんと構成されている証拠。
・「愛着の関係性」を築くことが、「がまん」する力を育てるための基礎になる。
・かんしゃくを「安全」に起こさせてあげるという発想がある。(後で詳しく記載します。)
・しつけとは、叱ることではなく、守るべき「枠組み」を示すことである。
・具体的な「しつけ」のプロセスがある。(後で詳しく記載します。)

太文字を順番に記載します。
かんしゃくを「安全」に起こさせてあげるという発想がある
・かんしゃくを起こすこと自体は悪いことではない。
・かんしゃくを起こして、みさかいがない状態でのケガに注意する。
・ケガや事故がないように、安全対策をする優先して興奮状態がおさまるまで待つ。
・興奮がおさまってから、共感の声掛けを行う。その時には、水を飲ませたり、抱き上げたりすること効果が高まる。
・不適切な対応は、悪循環を起こしす。悪循環には2つのパターンがある。(次項に記載します。)

言うは易し。外出先だと大変だよ。

気持ちはわかるよ。出来る範囲で対策しよう。悪循環のパターンだけど、2つ目は怖いよ!
かんしゃくの悪循環2つのパターン
【悪循環パターン1】
かんしゃくに対して、叱責を与えた結果、こどもがその叱責に反応してさらに激しいかんしゃくを起こすということを繰り返すパターン。
【悪循環パターン2】
かんしゃくに対して叱責を与えた結果、親の前ではおりこうさんだが、学校などで、かんしゃくを起こしたり、いじめやいじわるしたりするというパターン。

悪循環パターン1は分かりやすいけど、悪循環パターン2は怖いね。

自分の子どもが加害者になる可能性があるんだね。
もちろん可能性の話であって、すべての事例ではありません。
具体的な「しつけ」のプロセスは5段階
①守るべき「枠組み」をしめす
・発達年齢に即した妥当なものにする。
・例えば、アイスは食後にする。
②枠組みをぶつけて不快感情を表出する
・子供は泣く自由と権利がある。
・子どもが泣いても、かんしゃくを起こすこと自体は悪いことではないと認識する。
③不快な感情を承認するが、枠組みは変えない。
・感情は認めつつ、枠組みを守ることに徹する。
・子どもが思う存分、安全に泣くことを許容する。
・「アイス、今食べたいんだね〜」「悲しいね〜残念だね〜」「ご飯終わったら食べようね〜」など感情を認めつつ、やさしく伝える。
④きちんと葛藤する
・感情と理性の葛藤が、安全な関係性の中で行われることで、将来の感情のコントロールが育つ。
・脳の感情を司る脳幹部や辺縁系と、理性を司る前頭前野の情報交換が脳を育てる。
・かんしゃくを叱りつけて、恐怖を与えてフリーズさせることで、子どもを大人しくさせると、情報交換が行われない。
⑤自己の欲求の制御が自律につながる
・枠組みを守れたことを評価してあげることが重要。
・泣いたりすることの罪は問わないようにする。
・枠組み変えないことができるかどうかが、親に問われ、失敗すると「ごね得」を学習することになる。

④と⑤はとても難易度が高いと感じたよ。親も人間だから叱るじゃなくて、怒ってしまう時があるよ。

その通りだね。できる範囲で子どもと向き合っていこう。子育ては日々の積み重ねだね。
このブログで紹介していない箇所も含め、気になったらぜひ、読んで欲しい本です。

本書の、Q&A15:ごはんを作ろうとすると泣くので、ずっと相手をしなければならない の回答に対してに感銘を受けたよ。
しつけの迷いを吹き飛ばす 子どもの「がまん」を育てる本

どんな本?
子育てをラクにするばかりではなく、愛児を「生きる力」のあることして育てる、具体的な知恵に満ちた本。

本書も。学びの多い本でした。統計的なデータの記載はなかったよ。

自分の生活に取り入れられる範囲でを中心に参考にしよう。
ぺいぺーが学んだこと
・子育ての目的は、子どもを自立した人間として社会に送り出すこと
・親は、子どもを「生きがい」にしない。
・モノにせよ、教育にせよ、愛情にせよ、「与え過ぎ」はガマンする力を奪う。
・赤ちゃんの接し方について(あとで詳しく記載)
・子育ての「落とし穴」について(あとで詳しく記載)
・幼児に必要なしつけ(あとで詳しく記載)

太文字について詳しく記載します。
赤ちゃんの接し方について
・「駄々っ子」の原因は、ゼロ歳での接し方にある。
・乳児期期の子育てが原因となり、学齢期になって問題が噴出する。
・自由にのびのび「やりたい放題に」育てても、「やる気満々」の大人には育たない。
・親は「他人の代表」で、親にやって許されることは、他人にやっても許されると、子どもは学習する。
・泣けば抱っこで育てない。
・「添い寝」は自立を阻む。

泣けば抱っこで育てない & 「添い寝」は自立を阻む の2つはびっくりだね。

我が家はガッツリ、添い寝してるね。
著者曰く、「赤ちゃんを家庭のお子様にしないことが何より重要」とのことだよ。
ただし、赤ちゃんの個性として、育てにくい子がいるのも事実なので、極端な接し方をする必要はないとのことでした。
詳しくは、本書を手にとってね。
子育ての「落とし穴」について
・やりたい放題、自由な振る舞いなど、子どもの行き過ぎた「自然性尊重」のマイナス面に注意する。
・叱るの基準は、幼児の言動が14歳になった時にもやるかどうか。
・お漏らしや、食器をひっくり返し返すなどは、叱る対象ではない。
・暴力、暴言、無視、片付けが出来ないなど、14歳になってもやりかねない行動を叱る。

叱る目安は意識したことがなかったよ。

夫婦での価値観の違いを確認するためにも、14歳になってもやりかねない行動について、話し合うと子育ての悩みも減りそうだね。
幼児に必要なしつけとは
・1歳〜3歳頃は、様々な生活習慣を何の抵抗もなく自然に覚え込める時期。
・子どもの生活能力を養うため、親の行動の模倣をさせる「お手伝い」をさせる。
・「してもらううちに、出来なくなる」に注意する。
・生活能力のない中高年男性は、「誰かにしてもらう」が体にしみついて、更正するチャンスを失った結果、誕生する。
・幼児期の「片付ける」習慣が、従来の「片付ける」習慣につながる。
・国語力は学力の基礎。読み聞かせからはじめて、読書習慣を身につければ、「勉強ができる子」に育ちやすい。

具体的な内容が書いてあるね。

気になる方は、ぜひ本書を手にとって欲しいしな。
まとめ
子どもの「いや」は脳が成長している証。
子どもの感情を受け入れつつ、ルールを守ることで脳が成長する。
そのためには、子どもとの愛着の形成が必要。
具体的な「しつけ」のプロセスを活用する(5段階)
行き過ぎた「自然性尊重」のマイナス面に注意する。
子育ては日々の積み重ねが重要。

誰かの役に立てれば嬉しいです。
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